ゴルフの祭典、マスターズ。
1934年、球聖と呼ばれるボビー・ジョーンズ(ちなみに弁護士)が友人と「オーガスタ・ナショナル招待選手権大会」という試合を始めた。この試合、5年後に「Masters GOLF Tournament」という名前に変更され、世界一のゴルファーを決める試合としてすべてのゴルファーのあこがれとなる。そのマスターズは例年、4月第1週の週末に開催される。
マスターズは招待資格を満たした「ゴルフの達人」すなわち「マスター」しか出場できない。他のメジャー大会は理論上は検事が予選から勝ち上がれば出場することができるのとは、ここが大きく違う(論者によってはマスターズは招待試合だからメジャーに相応しくないという人までいる)。
招待資格の第1位は、歴代マスターズ優勝者。
ちなみに特徴的なのは、優勝賞金が決まっていないこと。優勝賞金は定められておらず、3日目までの入場収入を基準としてよく分からない方法で決定される。
優勝者には賞金に加え有名な「グリーン・ジャケット」が贈られ、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの名誉会員となる。ちなみに師匠から聞いたところによると、日本人でオーガスタのメンバーになった人も超少数だが存在するとのこと。かっこいい。検事もメンバーになりたい。
さて、他のゴルフメジャー大会は毎回開催コースが変わる。対してマスターズは毎年同じオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催される。
このコースは、フェアウェイのみならずグリーンまでうねっており、90年のマスターズでジャンボが1.5メートルのパットを外したら10メートル以上オーバーしたくらいに超高速グリーン。
全英オープンの開催コースが「自然との闘い」というゴルフの原点を示すのに対し、「人間が作れる最高の人造美」に迫っているのがオーガスタ。マスターズの週には池の水に特殊な溶剤が入れられ、読んで字のごとく「鏡」に仕上げられ、マグノリアが咲き乱れる様とアトランタの青い空が池に美しい映り込みをみせるのだ。
1時間ほど遅れて初日がティーオフしたようだ。次回、更にマスターズの魅力に迫る。
2 件のコメント:
昨日はありがとう♪
あたたは既に大阪マスターです。
いえいえ、あなたも立派な大阪府警です。
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