2008年6月30日月曜日

ありむらちえ

先生がなにかと目をかけておられる、有村が初優勝。

この子、ランバックスの自分オリジナル「ピンク・ランバックス」を使っている。
それが検事としては非常にうらやましい。ちなみに契約はブリヂストン。

もともと技術にもメンタルにも定評のあった選手。これでドカンと行ってくれるかもしれない。

非常に楽しみな逸材が花開いた。

ただ、ひとつ気にかかるのは、検事が大好きな原江里菜をいじめることである。
有村、原のことをまりもっこりに似ていると言っていた。
。。。

さて、全米女子OPも最終ラウンドが始まる。上田桃子が9位をキープ(藍ちゃんはちょっと凹んだ)しているので楽しみであるが、個人的にはポーラのメジャー初勝利を期待して床につきたい。

ちなみにマニアとして一言付言すると、ポーラのシャフトは有村と同じくピンクだがALDILA社のものであり、意外なことに市販されているがトルク2.7と男子プロか君は的なハード逸品である。

最近ギアネタを書いていない。
Srixon ZR-900の話題でも触れるか。




2008年6月23日月曜日

iPhone

[NY / UNCHiKU P / Unchiku Times]

2008年6月10日。
ソフトバンクモバイル株式会社とアップルは、iPhone 3Gを7月11日より日本で発売することを発表した。

元々アメリカで大きな商業的成功を収めたiPhone。W-CDMA方式を採用した世界各国に対応したバージョン(すなわち3G)がいつ発売されるのか、ということはすべてのアップル・ウォッチャーにとってここ数年の関心事であった。

更に、日本でiPhoneが発売された場合、キャリア(通信会社)がどこになるのか、ということも非常に興味を持って語られていた。

元々、日本の携帯電話をとりまく環境は、その端末の販売方法、端末価格、通信方法、通信価格、参入条件(総務省の許可)など非常に「個性的」なものとなっていた。

古くはH通信が大騒ぎを起こしたように「携帯電話端末を売ると儲かる」という環境だった。それが「携帯電話は作っても儲からない」「売ってもあまり儲からない」という状況になり、ドコモでいうところの905シリーズを迎えて総務省からダメだしがされ、適正な開発価格を反映した端末価格を、という呼び声とともに
端末価格の沸騰を迎えた。

ここに、日本の携帯市場は
「世界一高くて高機能な端末を、世界一高い利用料を支払って使う」
という、一種異様な様相を呈している。

こんななか、iPhoneがまさに「黒船」として日本を襲うのが、7月11日だ。

iPhoneは元々、一部Appleユーザからも不評な料金体系になっており、アメリカではAT&TとApple Inc.の二重取りとも思える部分があるなど、あまりスマートとは言えない「事業的な」スタートを切った(無論、この点はある程度解消されている)。

要は、Apple自身が通信会社としてお金をとっていたので(日本で言えば松下やNECが通信料を取っているのと同じ)、このようなモデルからすると日本の料金体系にはあてはまらないことから、当初より日本での成功を危ぶむ声があったのも事実。

しかし、他方でDoCoMo首脳陣が「それでも、iPhoneは欲しい」と正式な会見で発言するほど、その「商品」としての魅力は優れていた。商業的には完璧なスタートを切った商品と言えるだろう。

その理由は単純で、
「世界一使いやすくて高機能な携帯を、お求めやすい価格で」
という商品コンセプトにある。

ソフトバンクモバイルは23日、7月11日に発売するiPhoneの価格を発表した。

8GBモデルが実質約2万3000円、16GBモデルが実質3万5000円となる。
(価格は同社の直営店で新規に契約し、分割払いと特別割引を組み合わせた場合。機種変の値段は未定)

この値段で、まず、iPod Touchが買えるかを検討してみよう。
現在タッチの価格は
8GB 36,800yen
16GB 48,800yen
32GB 59.800yen (それぞれApple Online Store調べ)
と3つの選択肢。

わかるだろうか。それぞれ同タイプのtouchより、、、1万円以上安い!

このお求めやすい価格の端末が、衝撃の機能を有している。

例えば、、、

(1)W-CDMA方式
 この方式に対応したため、日本国内の通話・通信が可能になり、3.6Mbsのハイスピードネットワークを利用できる(HSDPA)。

(2)テンキー入力
 Touchユーザだと少し心配になったはずの文字入力。今回は我々の携帯電話と同じように「テンキー入力」ができるようになっている。従って、押しにくさもクソもなく、「愛」なら「1+11+変換」という入力方式が可能になっている。これでメール作成にも違和感ゼロ。ちなみにキーボード入力も当然残っているようである。

(3)フルブラウザWeb閲覧
 どうやらSoftbankの提供する定額6000円/月のサービスへの加入が義務のようで、フルブラウザ閲覧がやりたい放題。しかも上記(1)の通りスイスイ通信が可能なので、もはやPCが要らなくなる日も近い!?

(4)GPS
 GPS機能が標準搭載、グーグルマップで自分のいる位置や目的地を確認可能。

(5)カメラ
 2.0Mのカメラあり。

(6)iPhoneアプリ
 天気、株価、カレンダー、時計などがリアルタイムに変化。

(7)Mobile me(注)
 これは便利。自分のPCとリンクさせることができるため、PCに置いてあるWordやExcel文書などを確認できてしまう。

(8)開発ツール
 iPhone上で動くさまざまなアプリを作成するツールがAppleから無償で配られているため、世の中のマニアや凄腕たちが考えもしなかったソフトをどんどん開発してくるだろう。

(注)
アップルやサードパーティ各社がガツガツ作成してくるiPhone用アプリを、適宜ダウンロード(有料)して使うことができる。Mobile meはこのアプリケーションの中でアメリカで一番売れているソフト(Apple社製のため、最初から日本市場へも投入の予定)。

 と、まあ盛りだくさん。

外出先の香妃園でWebがみたくてうずうずしてしまうアナタにはこれらの機能はフルでお役立ちだろう。

検事は当然購入予定だが、機種変(MNP利用)はあまり考えていない。

「iPodをもう1台買う感覚で」

新規購入しようと思っている。

らびちゃんも同じようだが、先生は機種変を視野に入れている様子。

ちなみに画面の裏側はTouchと異なりカーボンになっており、16GBモデルでは白が選択肢に入ってくる。検事は断言する。先生はこれを買う、と。

ちなみにネガティヴ情報をお伝えするとすれば、厚さが1センチを上回る結構な分厚さになるということ。ただ、日本のケータイはほとんど折りたたみのため、折ると2センチ近くなる機種も多い。それから考えればだいぶ薄いといえる。

というわけで、みなさん、「買い」である。

付与されるメールアドレスは、例えば「unchiku@i.softbank.jp」。使える。

ちなみにAppleのサイト曰く、販売条件はまだ発表されていないがSoftbankのお店に行って予約した方が早い可能性がある。検事はApple Storeで売ってくれるかと思って楽しみにしていたので少し寂しいが。

というわけであと1ヶ月を切ったiPhone登場。とりあえず、予約や!!!!
(香港支部へ。香港でも7月11日発売である)

2008年6月20日金曜日

PGAの憂鬱

ご存じ、後世に残る名勝負となったUS OPEN '08。タイガーは左膝の前十字断裂+腓骨2カ所骨折という理解不能な状況で優勝を飾った。
プレーオフを戦ったロッコ・メディエートも脱帽のその根性、通常人ならここまでやらない。

(ちなみに後方の二人がタイガーとスティーブ。スティーブ、やはり短パンである)
ロッコのセッティングはこちら。
ドライバー:FT-5ドライバー
フェアウェイ:FTスクエアウェイ
ハイブリッド:X-ハイブリッド
アイアン:X-20アイアン
ウェッジ:Xフォージドウェッジ
パター:セイバートゥース
バッグ:Tour Authentic US OPENバッグ

さて。

タイガーは以前お伝えしたように、もうゴルファーとして手にすることのできるほとんどすべての地位、名誉、富を築いていると言って良い。
今回、タイガーはマスターズで2位に終わった翌日に直ちに手術に踏み切り、左膝手術を敢行。ヒジで言うところのネズミ除去的なことをした(なおトーミー・ジョン手術やジョーブ博士についてはデカが詳しいはず。レポートを待とう)。

結局、US OPEN試合前の会見で言ったとおり膝の状態は思わしくなく、ボロボロの状態でのプレーと相成ったわけである。
考えてみれば、通常人なら歩くのも大変な状態(靱帯が切れて骨が折れているのである)で、ひょっとしたら選手生命が危ぶまれるような状況になるかもしれない今回のプレー、なぜタイガーはやめなかったのか。

藍ちゃんも書いていたが、そこで「目の前の勝利しか見えない」のがタイガーなのだ。今、目の前にある一球に全身全霊を賭け、なしうる最大限の努力を払って結果を獲得していく。そのことだけに集中しているから、タイガーはタイガーなのであろう。
逆に言えば、これでプレーオフを欠場したりするタイプであればタイガーは4日目18番のバーディパットを沈めることはなかったはずだ。

久しぶり、という形容詞がこれ以上ないほど適切なそのアツいガッツポーズに、そしてプレーオフで足を引き摺りながらプレーし、勝利をものにするタイガーに、全てのゴルファーは感銘を受けたことだろう。
ただ、他方でこの無茶が残した影響は計り知れない。トリプルグランドスラムを達成した翌日、タイガーは今年の残り試合すべての欠場を発表。リハビリにじっくり取り組むことを明らかにした。
タイガーはまだ若いため、この決断は非常に大切でありかつ有意義なものとなろう。

しかし、だ。

今年のメジャーはまだあと2戦ある。

全英オープンと、全米プロ(PGA Championship)。

更にフェデックスカップの2代目王者はタイガー以外の誰かになることが確実となった。

そうすると、気になるのが台頭すべき若者たちであるが、、、結局ミケルソンとかがフェデックスカップをとったりするのだろうか。それならまだいいが、昨年のようにスティーブ・ストリッカーあたりが意表を突いて大ブレイクしたりすると、、、
ヒーロー好きのアメリカでゴルフ人気にやや翳りが生じるかもしれない。

US OPENはめちゃくちゃ盛り上がった。しかし、そのせいで失ったものも大きい。

そこにPGAの憂鬱がある。




【よだん】
検事、先日甲子園球場の一塁側アルプススタンドにて阪神vs楽天を観戦。まわりのおっちゃんのガラの悪さに苦笑いしつつ、阪神ファンの熱さを全身で感じ取った。
ちなみに右斜め前方のオッサンが後ろのオッサンに暴行を働き、警備員に連行された。
カラんでるオッサンは金本のユニフォーム、カラまれているオッサンは林(リン)のユニフォームを着ていたが「おぅ、お前は楽天か、それとも巨人かぁ」と意味不明の言いがかり。ボコスコ殴っていた。

殴ってはいかんよ。

2008年6月11日水曜日

US open

片瀬那奈が可愛い。と、グータンヌーボを見ながら思う検事。
そんなことより大切なのは古閑美保がなぜかグータンヌーボに出ているということだ。
非常にゴツくてやっぱりアスリートである。

さて、そんなことはさておき、遂に今年第2のメジャーであるUS OPENがスタートする。
以前お伝えした通り、今年の全米オープンはサンディエゴのTORRY PINESで開催される。
カリフォルニア州の南に位置し、温暖な気候でアメリカの中でも「住みたい都市」の上位に名前を連ねる町、サンディエゴ。

TORRY PINESはサンディエゴ市が運営し、市民なら約40ドルでプレーができる市民に愛される真のパブリックコースである。
今回の全米オープンでは普段パー5としてプレーされる6番がパー4とされ、パー設定は「71」。

全米オープン用に新しく作られたティエリアもあり、全長は全米オープン史上最長の7643ydとなる予定。

チャンピオンシップティからのコースレートはなんと驚異の「78.1」!
検事なら150は堅い。

勿論、今年の一番注目はなんといっても今田竜二31歳、既婚。

大好き今田、世界のアオキと丸ちゃんに次ぐ日本人PGA勝利者となったあともテンションは変わらず「粛々」の一言。

彼の落ち着き払った性格は、全米オープンに向いている。というのも、全米オープンは全米プロと同様アメリカのUSGAというゴルフ協会によって開催されているのだが、USGAは「パー・プレーで回った者が、ゴルファーとして最も優れていると評価されるべきだ」という理念の下に運営されている。

その理念に従い、例年、極端に長く広いラフ、狭いフェアウェイ、スティンプメーターでとんでもない数字が(戸張さん曰く13フィートを超える)叩き出される早いグリーンなど、非常にむずかしいセッティングになっていることが特徴。

今年のトーリィパインズもグリーンの芝はポアナというちょっと変わった芝で、普段プレーし慣れていない日本の片山・谷口はグリーンに手を焼くと思われる。

更に今年もラフは3段階に設定され、第3ラフ(フェアウェーから最も遠いところ)に入るとなんと10センチを超えるラフがプレーヤーを待ち受けている。ちなみにマルちゃんはセカンドなのに迷わずサンドウェッジを握っていた。

ちなみに昨年の優勝者であるアンヘル・カブレラの優勝スコアは5オーバー。
1打差の6オーバー2位タイにタイガーとフューリック、という大変なスコアである。

要は、毎日1オーバーで行けば優勝してしまうわけだ。20アンダーとかの優勝スコアになるPGAの他の試合に比べてその異様なセッティングがよくわかる。

今年の優勝候補1番は当然、タイガー。ただ、今日の直前会見で、マスターズの直後に手術した膝の調子には万全感はないみたいなことを言っている。さて、どうでるか。

今田竜二は2006年のウィングドフットで開催されたUS OPENで自己メジャー最高位の12位タイに入っており、「しのいでしのいで我慢して」みたいな大会では基本的にとても順位がよい。小技が光るタイプなので良好な結果を残す可能性が高い。

更に、今回のトーリィパインズとの相性の良さについては過日の記事を参照していただければ幸いである。ビュイック・インビテーショナルではタイガーに置いてけぼりにされた2位だったが、今回はセッティングが厳しくなることもあり、その差が詰まるかもしれない。

今田は「運の要素が少ないフェアなコース設定になっている。好成績も出しているし、嫌いなコースではない。まずは予選を通って週末にプレーできれば。何が起きるか分からないので」と武士コメント。

一緒に練ランをした谷口は「アプローチはうまいし、どこからでもパーを拾えそうな感じ。しぶとい」と絶賛コメント。元々谷口はツアー仲間に対する辛口コメントで知られるプレーヤーだけに、非常に調子も良いと考えるべきだろう。

また楽しみな一戦がやってくる。念のため、放映情報を。
【テレビ朝日】
6月13日(金)  あさ5時00分~ 8時00分
6月14日(土)  あさ5時00分~ 8時00分
6月15日(日)  あさ8時00分~ 11時00分
6月16日(月)  あさ7時00分~ 9時55分 ※試合終了まで延長対応あり
 (最大11時25分まで)

解説は勿論、世界の青木功と天才レフティー羽川豊。

そしてゴルフキャスターは、日本の誇り・検事の尊敬するうんちく大将、戸張捷さんである。
戸張さんはタイガーについてこんなコメント。

「2000年のぺブルビーチで、僕は朝5時半に起きて誰もいないコースを見てたら、走ってる人がいる。誰かと思ったらタイガーで、『毎日やってるの?』と聞いたら、『Of course!(当然だよ)』って。」

初日、アウトスタート第7組の
タイガー、ミケルソン、スコットという三大スターの競演は絶対に見逃せない。是非、ごらんアレ。

2008年6月3日火曜日

JL by J.Lindberg

おされゴルファーが増えている。

昔は、ゴルファーと言えばこんなカッコが多かった。
ジャンボの影響も強かったみたいだが、ひたすらに柄物on柄物の超くどいファッション。
これはアメリカでも同じで、ニクラウスのパンタロンの裾の広いことったらない。

ところが、タイガーの出現でゴルフウェアの雰囲気が一変。基本大きなサイズだったゴルフウェアがタイトにタイトに変わっていき、タイガーのお友達であるチャールズ・バークレーも「アイツがゴルフに与えた一番大きな影響は、太った白人がダボダボのダサい格好をしてやっているスポーツという印象を変えたことだ」と言っている。

このようにウェアが進化を進め、ナイキやアディダス(含むテーラーメイド)がスポーツウェアとしてのゴルフウェアをガンガン開発している頃、全く違うスタイルのゴルフウェアが北欧からスタートする。

キーパーソンとなるのは、「イェスパー・パーネビック」というオヤジゴルファー。
彼はUSPGAでも5勝を挙げる非常にお上手なゴルファーだが、北欧出身の彼にはダサいファッションが許せなかったのだ。

そこで彼は友人であるジェイコブ・リンドバーグと「かっこよくて、シンプルで、動きやすいゴルフウェア」を作ることを決意した。
ジェイコブはデザイナーであり、それ以来、パーネビックの提案をジェイコブが形にする方向でJL by J.Lindbergがゴルフウェアブランドとしてスタート。

現在、世界で最もオシャレなゴルフウェアとして確固たる地位を築いている。
愛用者は勿論ご存じカミロ・ビジェイガスからアマ時代のハニカミなど。


ちなみに今シーズンから優作くんもJLにウェアを変えた。ブリヂストンとはえらい差である。是非この勢いでガンガン勝って欲しい。
ちなみにこの写真はブリヂ時代のものだが、横は沙千恵夫人。

さて、ところが、日本では数年前からチャラチャラしたゴルファーが急増し、彼らがマストアイテムとしてJLのウェアを身にまとっていることから微妙〜にJLを着ているゴルファーを見ると「おいおい、本気でゴルフやってんのかよ」と思うところがないではない。

そんなJLだが、北欧系デザインの良さ自体は否定できず、更にプーマとコラボってシューズを作ったりと勢いもある。ややお値段が張りますが、ウェアを今後購入予定の各位におかれては、一応候補に入れておいていただけると幸いである。


ちなみに、パーネビック最大の功績は、パーネビック家でベビーシッターとしてバイトをしていたエリン・ノルデグレンという女性をヤツに紹介したことである。

そう、それが現在のタイガー&エリン夫婦なのだ。
なんと深いゴルフ界。