トレバー・イメルマンの勝利に終わった今年のマスターズ。
まず、1位イメルマンから3位シンクまでがナイキの契約選手であった。
年間PGA勝利数なんかはここ最近ナイキがぶっちぎっているが、それはひとえにタイガーに拠るところが多い。そりゃそうである、毎年7,8勝するんだから。
とはいえ、昨年のフェデックスカップでも大爆発したK.J.Choi(崔京周)などナイキの総合契約選手に名手は多い。
日本でナイキの総合契約を結んでいるのはたったの二人、片山晋呉と深堀圭一郎。ご存じゴルゴと、進藤晶子の旦那である。
片山が実力日本一(E連も抜けた存在と言っている)で、深掘は女性人気と知性日本一。ナイキのマーケティングはいつもながら美しい。
そもそもナイキサイドとしてはタイガーがいる時点であんまり他にスポンサードする必要性を感じていないらしい。そんななか日本人2人はとてもいい仕事をしていると言えるだろう。
今回のマスターズチャンピオン、イメルマンもナイキの総合契約選手であり、ナイキはゴルフメーカーとしての地位を確固たるものにしてきたと言える(参入はタイガーのプロ化以降だから、その進化には目を見張るものがある)。
【イメルマンのギア】
Driver: Sumo 5000
Fairway Wood: SQ2 #4 wood
Hybrid: 21deg Sumo Hybrid
Iron: CCI Cast Iron
Wedge: SV 50, 54, 60deg
Golf Ball: 2008 Nike One Platinum
そのイメルマン、今回のスタッツを確認しておこう。
Driving Accuracy: #1
Driving Distance: #4
Greens in Regulation: #2
・・・この安定感は素晴らしい。今回、彼はベストプレーを展開したと言えるだろう。
各報道で目にした人も多いと思うが、同じ南アのスーパースター、ゲーリー・プレイヤーから最終日前日にイメルマンの留守電に「自分を信じれば絶対に勝てる。あとちょっと、パッティングのあと頭を動かさないように間をとりなさい」とメッセージ。彼は偉大な先輩のこのメッセージに感動し、最終日心の中で繰り返していたという。余談だが千葉は茂原の真名カントリーにゲーリー・プレイヤーのゴルフアカデミーがある。
もとい、結果、イメルマンは素晴らしいプレーを見せ、南アフリカに久しぶりの栄冠をもたらした(エルス、グーセンがUSオープンなど勝ってはいるが)。
さて。
タイガーは今回残念な結果に終わったが、とはいえ2位。さすがの一言である。年間グランドスラムの期待はまた来年以降に続くことになる。
今回、初日・二日目と比べて三日目・最終日の風の強さはものすごいものがあった(みたいである)。ただ、タイガーはやはり変わらず素晴らしいアイアンを披露していたものの、パッティングが惜しいところで入らなすぎた。ま、また調整してくるだろう。もう2月もなく次のメジャーがくる。
ゴルフの季節。皆様とお手合わせする機会を楽しみにしている。
2 件のコメント:
あなたオーガスタまで行ってたの?と言うくらい詳細なレポート良かったよ。
早く連休の日程決めましょうよ。
早起きおつかれさまでした!
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