2008年5月12日月曜日

神の子

先週は、久しぶりの人たちがツアーを彩った。

まずは福嶋晃子、久しぶりだが相変わらず素晴らしい飛距離(女子で3番アイアンを未だに使いこなしている人はなかなかいない)と繊細な小技を駆使し、プレーオフを制して国内女子メジャー11年振りの優勝。
ちなみにこの試合、今年からメジャー戦に格上げになったが、古閑美保がプロアマをくしゃみで途中棄権という脱力系のアクシデントもあり、中々面白かったらしい。国内女子は面白い試合が続く。

さて、本題に入ろう。

先週の米PGAツアー、「第5のメジャー」と呼ばれるThe Players(プレイヤーズ選手権)がアメリカはフロリダ州、ご存じTPC ソーグラスで開催された。

この試合でスペインの「神の子」セルヒオ・ガルシアがポール・ゴイドスとのプレーオフを制し、3年ぶりの米PGAツアー勝利を手にした。
ちなみに戸張さん曰く、ガルシアはスペインでも「セルジオ」と発音されているらしく、なんでもGはハヒフヘホで読むのはどうかと思うと言っていた。

もとい。

首位に3打差でスタートしたガルシアは前半苦しんだものの、後半3バーディ、1ボギーと盛り返し、通算5アンダーでホールアウト。首位からスタートしたゴイドスは、強風の影響もあり前半から苦しみ続け、17番までは辛うじてリードを保っていたが、最終18番で痛恨のボギー。

通算5アンダーで、ガルシアとのプレーオフに突入したのである。

ガルシアは米PGAツアーではプレーオフ3勝3敗。対するゴイドスは初のプレーオフ。

この経験の差が出たのか、「世界一有名なパー3」こと17番で実施されたプレーオフ1ホール目で早々と決着がついた。
最終ホールの悪いリズムを引きずるゴイドスは、ティショットを池へ打ち込んでしまったのだ。
これに対し、ガルシアはピン横1メートルにつけるスーパーショット。

結局ゴイドスはダボになり、ガルシア楽勝。世界一ともいわれるアイアンの切れ味はたいしたものである。あのダウンスイングの「タメ」は超すげぇ。スイングのイメージをつけていただきたい。



しかしやはりここで絶妙なのは、ガルシアがその1メートルのパットを外してパーとしたこと。入らない入らないと聞いてはいたが、どんだけ入らないのか。。。

しかし今年のパッティングアベレージは決して悪くない。勿論その手には「ツアー・バーナー」と「スパイダー」。
ここ3年、苦しんできたガルシアが久しぶりに勝利したことで、またメジャーが一段と面白くなるだろう。今年の米PGAツアーのこれからにいっそう注目である。

2 件のコメント:

yo さんのコメント...

ガルシアもひどいけど、福嶋晃子と韓国人のプレイオフのパッティングも相当だったね。

それにしてもこのテーラーメイドのパター使ってる人多いっすね。

デカ さんのコメント...

ガルシアってあまりストイックっぽくなくて好きです。プレーボーイなんでしょ?


親Gもちゃっかりスパイダーにしてました。フィーリングが良さそうじゃなかったのでオコボレ狙ってます。