以前一度特捜をかけた今田。ついにやってくれた!!!
今田竜二が念願の米PGAツアー初優勝。来期,夢のマスターズの舞台に今田が立つ。
昨年プレーオフでザック・ジョンソンに敗れた相性の良いTPCシュガーローフとAT&Tクラシック。今年は絶対に優勝してやろうと臨んだ,という言葉が良い。
昨年のプレーオフ1H目ロング,セカンドで3Wを握った今田は池越え2オンを狙って池ポチャ。手堅くパーをセーブしたマスターズウィナーの前に敗れ去った。試合後「あの状況ならいつだって僕は池越えを狙う。間違った選択じゃなかったし,よく攻めたと思う。勝てなかったのは運がなかったから。ザックは素晴らしいプレーをしていた。おめでとうと言いたい。」とコメントする今田を見て,検事は素直にカッコイイと思ったのだ。攻めて敗れて,なお潔し。サムライがアメリカにいる。
そんな試合で今年もプレーオフ。今田とケニー・ペリーが15アンダーで並ぶ。プレーオフ1H目は昨年と同じロング。今年は昨年と異なり,今田が後にセカンドを打った。先に打ったペリーが池に入れたため,今田はペニーのショットが池に入ったか確信を持てなかったらしいが、最終的にはしばし持っていたFWをそそくさとしまいアイアンで池手前にレイアップ(笑)("I asked a couple of people and one of them said it was close and another said it was in the water. That's why it took me so long to make the decision to lay up.")。
とっても賢いプレーでパーをセーブ,1メートルのウィニングパットはきっと一生忘れられないものになっただろう。
優勝のコメントでこんなことを言っている。
"I never really believed in destiny," Imada said. "But I'm starting to believe it."
ちなみに念のため,レイアップとは「刻む」こと。つまり障害物に絶対届かないクラブで障害物を徹底的に避ける作戦を言う。ただ,ロングホールではセカンド(第2打)でグリーン・オンを狙わないでパーオン(ロングの場合3打目で乗せること)ねらいに切り替えることもレイアップと言っている。
さて,大学時代を過ごしたジョージア州,そしてTPCシュガーローフは今田が初めてPGAツアーで予選を通過したコースでもある。とても相性がよい。
優勝のポイントを聞かれた今田は「落ち着いてプレーできたこと」と一言。実に渋い。
今年の全米オープンはサンディエゴの「トーリィパインズ」で開催されるが,このトーリィパインズは既に今年ビュイック・インビテーショナルが開催されたコース。その試合で,今田は,2位でフィニッシュしている。優勝したタイガーは2位にオゲレツな差をつけていたからちょっとアレだが,,日本人初のメジャーがいよいよ近づいてきている。検事はそんな波を感じるのだ。
これでPGA賞金ランキングも1位タイガー,2位ミケルソン,3位シンクに次いで4位。この位置に日本人がいることが信じられず,また,本当に誇らしい。5位オギルビー、6位ビジェイ、8位ガルシア、13位スコット、15位フューリック、17位イメルマン、21位エルス。勿論このままシーズンが終わるわけではないけれども,,拍手を送りたい。
今シーズンのスタッツを見るとわかるが、今田はとにかくパッティングが巧い!!!!パットがスコアに直結することを体現してくれていると言えるだろう。元々USジュニア時代はタイガーか今田かと言われた超逸材。Qスクールで苦労し,メインツアーでも苦労した今田の才能がようやく花開いたと言えるだろう。下積みで苦労した才能あふれる者は,一度タイミングを掴むとトントン拍子で出世するパターンが(特にゴルフだと)多い。その意味で国内ツアーは優作くん(青木も天才だと言っている),海外ツアーは今田くんで男子ゴルフもガンガン盛り上げて欲しい。
日本の誇り、今田竜二がメジャーを勝つ日は、そう遠くないかもしれない。全力を挙げて応援である。
1 件のコメント:
ついに今田がやりましたね!本当におめでとうといいたいです。
そういえばこの間ブルーさんとご飯している時に宮里兄が楽しそうに友人達とご飯食べていましたよ。
顔は僕と似てませんでした(^0^)
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