2008年6月3日火曜日

JL by J.Lindberg

おされゴルファーが増えている。

昔は、ゴルファーと言えばこんなカッコが多かった。
ジャンボの影響も強かったみたいだが、ひたすらに柄物on柄物の超くどいファッション。
これはアメリカでも同じで、ニクラウスのパンタロンの裾の広いことったらない。

ところが、タイガーの出現でゴルフウェアの雰囲気が一変。基本大きなサイズだったゴルフウェアがタイトにタイトに変わっていき、タイガーのお友達であるチャールズ・バークレーも「アイツがゴルフに与えた一番大きな影響は、太った白人がダボダボのダサい格好をしてやっているスポーツという印象を変えたことだ」と言っている。

このようにウェアが進化を進め、ナイキやアディダス(含むテーラーメイド)がスポーツウェアとしてのゴルフウェアをガンガン開発している頃、全く違うスタイルのゴルフウェアが北欧からスタートする。

キーパーソンとなるのは、「イェスパー・パーネビック」というオヤジゴルファー。
彼はUSPGAでも5勝を挙げる非常にお上手なゴルファーだが、北欧出身の彼にはダサいファッションが許せなかったのだ。

そこで彼は友人であるジェイコブ・リンドバーグと「かっこよくて、シンプルで、動きやすいゴルフウェア」を作ることを決意した。
ジェイコブはデザイナーであり、それ以来、パーネビックの提案をジェイコブが形にする方向でJL by J.Lindbergがゴルフウェアブランドとしてスタート。

現在、世界で最もオシャレなゴルフウェアとして確固たる地位を築いている。
愛用者は勿論ご存じカミロ・ビジェイガスからアマ時代のハニカミなど。


ちなみに今シーズンから優作くんもJLにウェアを変えた。ブリヂストンとはえらい差である。是非この勢いでガンガン勝って欲しい。
ちなみにこの写真はブリヂ時代のものだが、横は沙千恵夫人。

さて、ところが、日本では数年前からチャラチャラしたゴルファーが急増し、彼らがマストアイテムとしてJLのウェアを身にまとっていることから微妙〜にJLを着ているゴルファーを見ると「おいおい、本気でゴルフやってんのかよ」と思うところがないではない。

そんなJLだが、北欧系デザインの良さ自体は否定できず、更にプーマとコラボってシューズを作ったりと勢いもある。ややお値段が張りますが、ウェアを今後購入予定の各位におかれては、一応候補に入れておいていただけると幸いである。


ちなみに、パーネビック最大の功績は、パーネビック家でベビーシッターとしてバイトをしていたエリン・ノルデグレンという女性をヤツに紹介したことである。

そう、それが現在のタイガー&エリン夫婦なのだ。
なんと深いゴルフ界。

2 件のコメント:

デカ さんのコメント...

オモシロイ!!!


日本でもJリンドバーグを身に纏っているチャラゴルファー、チャラオヤGが目立ちますね。


貴ご意見通り、JLのデザインの良さは否定できないのですが(むしろ普通にオサレ)、しかしながらJL=チャラけているという構図も否定できず…未だ購入には至っていません。

ウンチク検事 さんのコメント...

お!
デカ、出張捜査から帰国されましたね!

デカはオシャレ泥棒だからJL着てもいいと思うけど。