検事、ここは突然話を変えて競馬のウンチクを語ってみる。
競馬のお馬さんたちのことを「サラブレッド」と呼ぶが、なぜ「サラブレッド」と呼ばれるかご存じか。
それは、「Through Bred」、すなわち「選りすぐられた血」を意味する。
実際、ペルシュロンやポニー等馬の種類には様々なものがある。
その中で、サラブレッドだけは特殊なお馬さんなのだ。
サラブレッドの歴史は18世紀イギリスに遡る。
現在、世界中で走るサラブレッドは親をたどると3頭の馬に行き当たる。
この馬からさまざまに配合を繰り返されたのが現在のサラブレッドなのである。
強調するが、現在のサラブレッドの始祖はたった3頭しかいない。
この3頭を三大始祖と呼び、その名をゴドルフィンアラビアン、バイアリーターク、ダーレーアラビアンという。
この3頭から18世紀以降、配合が繰り返されてとんでもない馬が誕生するわけだ。
ちなみに全世界のサラブレッドの内、90%以上はダーレーアラビアン系に属すると言われる。
サンデーサイレンスの系統やノーザンダンサーの系統は勿論、よく知られている馬でダーレーアラビアン系でないものとしてはパッと思いつくものでもシンボリルドルフくらいしかいない。
要するに、みんな親戚みたいなもんである。
今週末に日本の大きなレースの一つである天皇賞(秋)が開催されるが、みんな親戚だと思いながら見て頂くと大変なもんやな〜と思って頂けるハズである。
ちなみに、今年のダービーで衝撃的なジョッキーに関する事件が起きた。
それは、武豊が有力馬を降ろされるという事件だった。
ご存じ武豊はもう長いこと日本のジョッキーの第一人者。その第一人者が有力馬を降ろされるなんてことは考えられなかった。時代は動くもので、タケは今年どうも調子が悪く、夏場までは微妙な成績だった。
しかしその後、夏の小倉開催で怒濤の28勝を挙げた武豊、やっぱり地力をみせつつある。
秋の天皇賞では石橋守というジョッキーとず〜っとコンビを組んできたメイショウサムソンに乗るみたいで、やっぱり信頼感はあるな〜と思いつつ、武すら絶対でなくなりうる、時代の流れを思い知った次第である。
ペドロイアの明日のバッティングにも期待しつつ、今日は寝ることにしよう。
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