2007年11月28日水曜日

タイガー 〜その1 記録編〜

ご存じ世界No.1プレーヤーのタイガーウッズについて簡単に今年の総括をしておく。

タイガーは現在、マスターズ4勝、全米オープン2勝、全英3勝、全米プロ4勝。
今年は全米プロに勝った。
今年の各部門ランキングを書いておこう。
平均ストローク 1位(67.79)
平均パット   4位(1.733)
パーオン率   1位(71.0%)
イーグルリーダー2位(98.2pt)
バーディリーダー1位(4.03/1R)

・・・異常である。ドライビングディスタンスは最近トップ10を逃しているから何とも言えないが、最近タイガーはあまりティーショットでドライバーを使わないのである意味仕方ないともいえる(ちなみに1位バッバ・ワトソン、2位デーリー、3位JBホームズ)。

んでもってフェアウェイキープ率はPGA下の方から数えた方が早い。

だが、関係ないのだ。タイガーは世界で一番正確なアイアンショットを持っている。
だから、パーオン率で1位を誇る。
フェアウェイキープ率がひどくてパーオン率が1位というすごさを感じて欲しい。

そしてタイガーは「世界一ライン読みが上手い」と言われている。
パットもスコスコ入る。羨ましい。。。。

小ネタとしては、タイガーはトッププロの中ではパターを全然換えないことで有名。
今使っているNewport 2は2000年から使い続けている。

今年は娘、サム・アレクシス・ウッズちゃんが誕生した。そのお祝いのためにNIKEが流したCMはあまりに可愛いことで有名である。
これが嫁さんのエリン婦人。

北欧のデルモさんだが、結婚が決まったときにガルシアが「オレ、アイツと合コンで何回も会ったぜ」と発言して以来、タイガーとガルシアの仲は最悪である。

2007年11月27日火曜日

コンセプトの明確でない新商品

相変わらずコメントを残してくれている人が超限られている。読者の超少ないブログだけにやむを得ないが、野球部軍団も積極的なコメントを期待している。

さて、今日のご飯は福島のふくみや。モツ鍋を食べた。コレステロール高いのに。。
ホースマンが京都出張にかこつけてご飯を食べに来てくれたのだ。美味くて安かった、多謝。

さて、王子もアイアンを使っているヨネックスが、アメリカでドライバーを新発売した。
その名も、「NANO SPEED i」。なんでも、男子アマのヘッドスピード=女子プロのヘッドスピード、なのにどうして女子プロの方が飛ぶのかという疑問に基づいて作られたドライバーらしい。

結論からすると、ヘッドスピードは「インパクト前からインパクトにかけていかに加速するか」が飛距離のポイントだということになったんだそうだ。

でも、検事は思う。それはシャフトの問題であってヘッドの問題ではないのではないかと。

前作、「CYBERSTER Nano V」はカーボンコンポジット(チタンとカーボンの複合素材、ということ)というヘッドへの明確なコンセプトがあった。

だが、今回はシャフトに確かに新発想(ナノチューブとかいう新素材を先端部に使っているらしい)を持ち込んでいるものの、ぶっちゃけヘッドは目新しいことがあんまりない。

クラウン部(ヘッドの上側、見下ろすと見える部分)にエラスティックメタルという素材を用いてカーボンコンポジットを進化させているらしいが、前作の衝撃(2,3年前のD-1 GPでこっそり優勝してたりする)に比べるとインパクトに欠けるのだ。。。

今晩はちと忙しめなのでこの辺にしておく。

こじゃれたグリップを発見したので載せておこう。最近はグリップもスケスケだ。

あと、エリカ様の凛々しいお写真を一枚。みなさまのお仕事の励みになられますように。ちなみにエリカ様、「最もオシャレな女子プロゴルファー」に選ばれた。
我らがオシャレ泥棒こと、デカ&You-Keyのファッションチェックが聞きたいものだ。

2007年11月26日月曜日

ヘッド大型化と長尺

最近ヒマなくせに忙しくて更新が遅れている。
初心に返ってどうでもよい話題を書き続けなければならない。
大阪編が本格的にスタートした。

さて、今回はヘッドの大型化と長尺の関係について。

まず大型ヘッドについて結論から言うと、調書、もとい長所は大きく2つ。1 慣性モーメントが高いためミスヒットしても距離・方向性にばらつきが少ない
2 物理的に大きいためミート率が上がる(=飛距離が出る)

短所は1つ。

1 操作性が悪く、捕まりが悪いため「球がフェースの外側に逃げる」ことがある

まぁ、結論的には伝統的なヘッド形状が売りのタイトリスト(洋なしシェイプ)やミズノのMPシリーズなんかでも460ccばっかりになっているし、しばらく425ccくらいが限界とぼやいていた男子プロ(含むアメリカPGAツアー)もみ〜んな460ccにしているから、

これからドライバーを買うなら460ccのモデルにするべきだ」。

さて、ここからが今回のお題。

クラブの長さを考える場合には、

1 クラブヘッドの大きさ、重さとそのクラブの総重量から適当な数値を導く
2 セッティング全体の流れから適当な数値を導く

の二通りのやり方がある。

今は昔、ヘッドがパーシモンだったような時代にはシャフトが43インチくらいだった。ところが、現在はシャフトは45インチが標準。

なんで長くなったかというと、ヘッド重量を減らしてかつヘッド体積を増やす技術が発展したから、長いと生ずる問題、つまりミート率の悪さがカバーできるようになってきたのだ。

そして、パーシモン時代のヘッド体積はせいぜい200ccだったことから考えると、もはや460cc時代に45インチの必然性はなくなったといえる。

それを証拠に、45インチ時代の到来はメタル・カーボン時代とともに記録されている。

そうだとすると、チタン複合ヘッドが当たり前のこのご時世、460ccには46インチがせめてもの標準だといえるのではないか。47インチすら現実的に視野に入ってくる。

ちなみに大型ヘッドに短いシャフト(例えば43インチ)を刺すと、全体のバランスが崩れてフェースターンのタイミングがあわなくなるというデータがある。ただ短ければ振りやすいというものではない。

長尺化すると良いことがある、それは圧倒的な飛距離アップだ。
片山晋呉、ミケルソンなども46インチ以上を使用している現在、真剣に検討してみてはどうか。

ちなみに長尺にリシャフトする場合、重さはいつもより少し軽いものにすることが必要だ。
更に、長尺になるとインパクト角が上がるため1インチ伸ばしたら1度はロフトを立てるようにしたい。そうすると更に効果が顕著になる。

Tour-AD クアトロテック、長尺にするとそのスペックが爆発するとの噂である。
また、先日来ごり押しのインプレスST-LONG、誰か買って見て欲しい。

皆さんの冬のボーナスにちょっとでもお邪魔できれば幸いである。

ちなみに検事は極度の金欠+ボーナスなんてものはないので見送ることにしよう。。
SH905iが欲しい。

最後に、長尺はデカの世界にもあることを発見したので載せておく。衝撃である。

2007年11月23日金曜日

FW

フォワード、ではない。

フェアウェイウッドである。

検事のリサーチによると、フェアウェイウッドをちゃんと打てている人は「極めて」少ない。当然、検事もヘッポコである。

いわゆる、モグラたたき(ソール、つまりクラブの裏側で本来地面に接する部分でボールの頭を叩き、ボコンという情けない音とともにボールが数ヤード転がるという、情けなさ大爆発のショットをいう)が発生したり、鋭角にヘッドを打ち込んだために低くてスライス系の球が出たりする。

ちなみにFWでスライス系のミスが多い人は、スイングの問題とか色々考える前に「アイアンみたいに打ち込んでないか」を気にしてみるべきである。FWは体積が大きいため、打ち込むようにクラブを使うとアイアンと異なりヘッドが返ってくるのが遅れるため、物理的にフェースが開いてインパクトを迎えることになりやすいからである。

さて、そんなFWだが、練習は絶対にするべきだ。エリカ様も、FWの練習を死ぬほどやっているらしい。彼女曰く、スプーンでドローが100%打てるようになればだいぶスコアまとまるんじゃない?とのことである。

さて、

元々検事は全般的にハンドファースト気味+打ち込み系のインパクト傾向にある。そうすると、ちょっと調子が悪くなるとものすごーく精度が下がる。良いときはスピン量も豊富で打ち出し角も高久、しかも初速も結構出るので良いのだが、ゴルフは一回のナイスショットに賭けるスポーツではない。「成功率」を高めることが重要なのだ。

そうすると、検事としては「よりシャローな入射角」を求めてスイングの改造が要求される。
シャローな入射角はスイングの成功率を高める。再現性が高く、ブレに強いからだ。

そして、FW(特に3番ウッド)でしっかり球を捉え、高さを出せるようになれば「シャローな入射角」が実現できている可能性が高い。

そこで、FWを練習する必要があるのだ。
検事はこれを師匠に聞いたところ、「エグザクトリー」という答えが返ってきた。

なお、FWを買うときには必ずドライバーの総重量より重いものをセットに組むこと。軽いと最低な結果が出る。

んでもって、現在検事が気になっているFWはこれ。
そう、PINGのG10 FW。
いや、これはかなりリアルな話である。一番気になっている理由は、その選択肢の豊富さ。3,5,7は勿論のこと。今一番検事が気になっている9Wもあるのだ。しかもライ角、重量が完璧なフロー設計(これは業界用語なのでそのうち説明する)。

欲しい。。。

ちなみに読者諸氏は4番アイアンがきちんと打てるであろうか?打てる人は問題ない。5番に比べ急に難しいと感じるプレーヤーは多い。そのようなプレーヤーには、9番Wは極めておすすめである。ロフトはだいたい4番と同じくらい(最近はロフトが立っているものが多いので、強いて言えば4.5番アイアンくらい)。

にも関わらず、球は上がるし飛距離はアイアンより出るし、良いことづくめである。

あ〜 欲しい

これも欲しいけど。良いらしい。

2007年11月21日水曜日

YATO GOLF

今日、昼にドン。とトルコライス(ドライカレーがオムライス的なものになっており、その上にトンカツやメンチカツが乗っていてカレーとグレービーソースの中間のようなものがかかっていた。大阪堂島パウゼ)という大阪名物を食した後、
ドン。行きつけのショップに足を運んだ。
それがYATO GOLFなかなかユニークな品揃えで、思わず検事もうなる。

そして、ナイキの四角いハイブリッドが発売されていた。
構えてみると、存外しっくりくる。これはドライバーより普遍化するかもしれない。

ちなみに、PINGは四角いハイブリッドを開発中らしい。
更にニッケントはアメリカでは来春発売予定である。

慣性モーメントの大きさは直接芝の上から打つクラブではドライバーよりも顕著な効果が出る可能性がある。なぜなら、いわゆる「ビジネスゾーン」(インパクトの前後30cmを通はこのように呼ぶ)でライの影響を受けやすい芝の上からのショットでは、高MOIの「物理的にそのまま動く」という効果が目に見えて発揮されやすいからである。

特にシャロー(ヘッドが低く入って低く出るタイプのこと)なビジネスゾーンをお持ちの方には球も上がりやすく、非常に好結果を生むだろう。逆にダウンブローのキツイ検事などはギアの効果は100%得ることができないかもしれない。

そんでもって、YATO GOLFにはimpress 460D ST-LONGが既に置いてあった。
46.25inch、、、構えてみると
長ぇ。。しかし全体でわずかに300gを切るくらいの重量設定にしてあり(ショップ表示でバランスD0)、長くても振りやすく仕上がっていると言えるだろう。

なお、片山晋呉が現在46inchのモデルを使用中だが、長くすると確実に飛ぶ(一説によると1インチ伸びるとヘッドスピードが3くらい上がるらしい)反面、重いとミート率が悪くなるというデメリットがあることに注意したい。

従って、インプレスの長尺は軽く仕上がっているものの、購入した場合に軽々に重くする(グリップを換えるとか、おもりを貼るとか)ことは避けたい。

長ければ、軽く。これは業界の鉄則である。


なお、余談だが検事は最近こんな練習器具を買った。
これを右足で踏んでショットの練習をするのだ。
これは、スエーしやすい人やどうもシフトウェイトが上手くいかない人、飛距離がパワーの割に出ない人などには「超」オススメである。

ちなみに1500円くらいするが、極めて効果的な練習器具であることを記しておく。
効果は、やってみればわかる。

あと、来年オデッセイからこんなパターがでる。ややちっこいマレットだ。ピンタイプ好きにも使いこなせるかもしれない。勿論売りのソフトフィーリングと高MOIは維持されている。

オデッセイ好きのyoや契約選手のデカがさぞかし悩むことだろう。

2007年11月19日月曜日

スピーディ

検事、大阪のネット環境調う。
ADSLなんだが窓からNTT関西が見えるくらい近いためすこぶる早い。
ピピッと更新の準備は整ったといえるだろう。

新幹線の中から彦根CCの看板が見えることに気がついた。
関西圏のゴルフ場も特捜せなばなるまい。

さて、気になる練習場環境だが、ドン。によれば阪神ゴルフセンターというのが名門らしい。
ここの料金は以下の通り。1000円でだいたい70球くらい打てる。1球14円くらい。

これに対して日本一高いと評判のスイング碑文谷。奥行きも130ydくらいしかないのに。。。土日だと3倍である。。。
高ぇ。。。。

大阪ゴルフ事情、万歳。

2007年11月18日日曜日

グリップの科学 〜うんちく1号完成〜

完成した。うんちく1号。
ナイキのIC 2010スラントネックにゴルフプライド社のゴン太グリップを刺した。。。

今日は久しぶりに時間があったからグリップを自分で交換したのだが、正直これだけ大きいパターグリップだとちゃんとまっすぐ(フェースに対して正確に)入っているかものすごく不安である。

賢明なる読者諸氏は、パターグリップだけはショップで換えた方がよいんではないかと思う。

検事はグリップ集めとグリップ交換が趣味なのでこれでよいのだ。

ちなみにドライバー〜ピッチングはGolfpride Tour Velbet Rubber MID SIZE
ウェッジはGolfpride Tour Velbet Rubber JUMBO SIZE
を刺している。両方とも日本では手に入らない(径58が太いと思っている人には衝撃的に太いはず)。
検事はちょこちょこ輸入している。

ちなみに勘違いしている人がいるといけないので注記しておくが、グリップは径の数が少ない方が握ったときに太い。なぜなら、外径は同じなのでその分肉厚になるからだ。従って同じくベルベットラバーの60を使っていて「うーんちょっと細いなぁ」とか「フックするなぁ」と思っている人はグリップをせめて58にするとよい。

一般に、グリップが太いほど(右手が当たる部分が太ければ太いほど)ヒッカケと呼ばれるミスは出にくくなる。また、ボディーターンでないと打てなくなる。手で細かい操作ができなくなるからだ。逆に、スライスに悩んでいる人には細めの(日本で普通の市販くらい)グリップを刺すと良い。

マニアックに輸入までしたくねぇという人は、ショップに頼んで「全体をらせん巻きで3巻き、右手部分は更に2巻きしてください」とか頼むと少し太くしてくれる。是非お試しいただきたい。

なお、バックラインが検事は大嫌いである。インテンショナルにフェードを打っていきたいプレイヤーには良いだろうが、検事にはただのお邪魔虫である。従ってバックラインなしのものを選んでいる。

びっくりするくらいグリップ一つでゴルフは楽しくなるから、たかがグリップと思わずに色々いじってみてほしい。ギアマニアの入り口はグリップだと言われるほど、グリップは安く効果絶大な改造なのである。

意外と

うんちく好きな方は、秋田県から香港までいることがわかった。
大阪でもガンガン更新して行こうと思う次第である。

さて、今週はツアーが面白い。今日は観戦日よりである。まずゴルフ界のエリカ様は今週も首位で最終日だ。
昨日パパQの結婚式の帰りに見てずっこけたのは「2位は原江」という携帯ニュースの記事。

「原江 里菜」
じゃなくて
「原 江里菜」
である。検事の大好きプレーヤーの一人。やたら寄せが上手い。

まぁそんなことは良いんだが、藍ちゃんは敗北した。今年ももう終わりやなぁ〜と思う今日この頃。

ダンロップフェニックスは遼くんのあこがれ慰安・ポールターが首位。
この人、試合にアーセナルのユニフォームで出て(熱烈ファンらしい)怒られたことがあるが、むっちゃオシャレ泥棒である。あとは香港UBSオープンでは激シブなニック・ファルドが予選を通過。ヒメネスといい、おっさんはゴルフが非常に上手いなぁと思う次第である。

反面、衝撃だったのは藤井かすみが予選落ちし、シードを失ったこと。
藤井かすみ、実家が雀荘でオフはもっぱら麻雀に明け暮れているらしい。実に渋い選手だったので残念である。来年Qツアーで頑張って是非帰ってきて欲しい。最近藤井先生は謎にノースリーブやショートパンツに挑戦されている。とりあえず割れポンにでて食いつないで欲しい。加賀まりこvs藤井かすみは迫力があると思うんだが。

2007年11月16日金曜日

パッチングの妙

ふぉぉぉ〜
検事、久しぶりにパターを衝動買い。以前ご報告した、ナイキの「IC putter」。こりはヤバイ。アドレスした時、今までにないほどシャープに目標に向かって構えられる感じがする。検事、じーぱーすとゴルパラを往復して遂に購入してしまった。。しかも安い。。ナイキのパターはキャメロンやブラックシリーズみたいに高くなくて良い。

これに、ゴン太グリップを刺して練習してやろうと思う。ちなみに34インチだが、思ったよりずっしりとした重量感があって中々のフィーリングだ。ゴルパラで4mの距離で3連続でカップインしたため購入を決意した。が、安いのはじーぱーすだったのでそちらで購入。

ちなみに、なじみのおっさんに「検事、さすがに渋いとこ買いに来るね」と言われた時には誇らしい気持ちになった。変なロン毛のニーチャンがキャメロンを2本買いしていたが、おっさんは迷わずこのパターをレジに持ち込んだ検事に付きっきりであった。

ま、そんなことはおいといて。

明日は検事の友人パパQの結婚式だが、素晴らしい一日になることを願う。

さて、谷原秀人や古閑美保が使って人気の「YES!」のパターだが(元々はグーセンがUS OPENで初優勝時に使っていて人気が出たのだ)、こんなものを発見した。その名も「リズマイザー」。

カリー・ウェブが絶賛使用中の練習器具で、ぐにゃぐにゃシャフトが装着されているため打ち急ぐクセのある人は全くパッティングにならないらしい。
これできちんとストロークできると、とっても良いリズムになるとのこと。検事気になる。

さて。
ちなみにハニカミ、今日のオッティーなカラーリングは中々素敵だった。
もとい、検事が一番気になるのはこのシャフト。
彼は元々ソリッド・コンタクツという地メーカーのドライバーを使っているため、レゾネータという振動調整用部品が組み込まれているROMBAX(フジクラ)のプロトタイプを装着していた(ソリコンはこのシャフトしかない。後はレゾネータで調整する)。

だが、これはこの間まで黒いしぶーい感じのカラーリングだった。

が、王子用なのか、オッティーな色合いのものが装着されていることがわかる。
黄色いXシリーズ、それのレディース用プロトタイプのピンクROMBAX(有村智恵使用)は見たことあるが、この色合いは正直見たことがなかったため興味がそそられた。この人、松嶋初音さんというタレント的なものらしいが、「石川遼」って検索したら出てきた。なんでも遼くんのファンらしい。 ま、どーでもいいんだがね。

ギアの進化に終わりはない。。。

2007年11月13日火曜日

シャフト 〜その2・シャフトの構造〜

デカから依頼を受けたレガシーの件。
キャロウェイの日本市場向け新ラインナップで、イメージ的にはHYPER E.R.Cに近い。ちなみにE.R.Cというのは「イリー・リーブス・キャロウェイ」という同社の創業者の頭文字である。キャロウェイは世界最大のゴルフメーカー(売上ベース)で、NY証券取引所に最初に上場したゴルフメーカーでもある。

しかし、ハイクラスラインナップなので、高え。デカは契約選手ゆえ、買わずにいられないだろうが。。。国産メーカーでもないのに10万超えのドライバーは買う気がしない。

ちなみにディテールは明らかにされていないが、ショートホーゼルやフェース形状からして極めてオーソドックスなキャロウェイのドライバーと思っておけば間違いない。AXIVのシャフトを純正で選択できるということに渋みを感じるのは検事だけではないであろう。

さて、表題について検討しよう。

ゴルフのカーボンシャフトは、カーボン繊維とプラスチックの複合材料によって形成されている。

実際の工程は、カーボンのシートを重ね合わせてくるくる巻いてできるイメージである。大きく分けてその構造は3つの部分からなる。

1 内部層
  …ねじれに対する剛性を確保するために斜めにおいたシートを交互に最低4回分重ねる
2 外部層
  …シャフト方向に縦に置いたシートを最低3回分重ねる
3 先端補強層
  …インパクトの衝撃に耐えられるように三角形にカットしたシートを重ね貼る

更に、それぞれ重ねるシートについて各メーカーの知恵と特許が錯綜し、「4軸」とか「5軸」とかわけのわからんシャフトができあがる。
(これはミズノの4軸シャフトの構造)
ちなみに、
賢明な読者諸氏はお気づきだろうが、シートを芯にくるくる巻き付けると、当然「厚い部分」と「薄い部分」ができてしまう。現在の技術レベルは素晴らしいものがあり、ほぼ均一な厚さにはなっているがそれでも多少の誤差が出る。

そして、そのシャフト(それぞれの商品単体ベースで当然違う)の一番厚い部分を「シャフト・スパイン」すなわち「シャフトの背骨」という。

まあこれは極めてマニアックな話なのでまたそのうち説明する。

さて、世界中で、この「カーボンシート成型」と「シャフト成型」を同一社内で(つまり100%自前で)作れるのは三菱レーヨンだけ。他の会社は、カーボンシートは購入していることになる。それを組み合わせるのに知恵があるというわけだ。さすがに信頼性が高いと見えて、タイガーも現在は白マナのプロトタイプ(試作品のこと、ゴルフギア業界ではツアープロ専用に仕立て上げられた特注品の意も含む)を使っている。

シャフトは「重さ」「固さ」「トルク(ねじれっぷり)」「調子」という要素がある。

まず、飛距離という観点から見れば振り切れる範囲内で一番重いシャフトを使うべきである。これ木のトンカチと鉄のトンカチ、鉄のトンカチのほうが打ったら飛ぶというイメージでよい。

少し難しいのが固さ。一般に「X」「S」「R」の順に(女子はA,L)柔らかくなるのだが、固ければ固い方がよいものではない。スイングスピードの速い人は固めを使うべきだが、「シャフトのしなり」を作り出せるスイングをしている人(タメの強い人、つまりダウンスイングでグリップエンドがぎりぎりまで地面を指しているタイプの人)以外はスイングスピードが速くてもある程度柔らかいシャフトを使った方が飛ぶ。

つまり、一概に「これ」ということはできない。固さは人によって相性がある。また、同じSでも物理的な固さはメーカーやラインによって全く異なる。なかなか難しいのだ。

トルクに関しては簡単。大きければ大きいほど「つかまり」が良い。つまり、打ったときにフェースできちんと球を捉えている感触が大きい。スライスしやすい人やミート率の悪いアマチュアはトルクが大きい方がゴルフが簡単になる。
そんでもって「調子」。英語だとキックポイントという。

これは正直相性によるのだが、先調子のシャフトはヘッドがビュンビュン走る。そして手元調子のシャフトはタメを作れる人だと切り返しのタイミングが合いやすい。ただ、これらのキックポイントの差は所詮10ミリくらいの差であることを確認しておこう。
ちなみに、白マナ=手元、ランバックスX=中、クアトロテック=先、にそれぞれ調子がある。

これは「相性」の問題であって「技術レベル」の問題ではない。

ただ、一般的に上級者やプロは手元調子を好む傾向がある。
それだけに、超先調子の「GRAPHITE DESIGN社」の「 Tour-AD QUATRO-TECH」がここまでツアーで人気を得るとは衝撃であった。

それほど、このシャフトは使いこなせれば飛距離が出る。
検事も何度も試打しているが、タイミングがどんぴしゃの時は正直練習場のボールでも初速が違うのが分かる。更に球がものすごく上がりやすいため、ロフトが立っているクラブでもキャリーが望め、ランは当然伸びるのでビッグドライブになるわけである。

これだけ細かい技術が詰まっているのだ、4万円前後の高値も「ふーむ」と思ってしまうものである。

そのうちに続く。

2007年11月9日金曜日

シャフト 〜その1・リシャフト、シャフトメーカー〜

長らく忙しさにかまけて捜査報告を怠っていた。
無職なのに忙しいということがあるのか、と思いきや割と忙しいのである。

さて、シャフトについて今日は語ろう。
ものすごく少ない読者からも、言葉遣いがよくわかんねぇとの苦情をいただいた。
このままでは読者が3人くらいになってしまう。

というわけで、わかりやすい説明を心がけよう。

シャフト、それはゴルフクラブの1パーツにすぎないものである。
しかし、、シャフトを変えるとそのクラブの特性はものすごく変化する。
(これはタイガーが一時使っていたシャフトで(タイガーはしょっちゅうシャフトを変える珍しいプロの一人である)、シャフトの途中からスチールになっている。グラファロイ社のバイメトリックスというシャフトで、検事も練習場で見かけて打ってみたことがあるがものすんごく重たくて捕まりが悪かった。。ちなみにPGAドライビング・ディスタンス(年間平均飛距離)1位のバッバ・ワトソンが未だに使っている。)

これが、リシャフト(シャフトを変えること)のおもしろさであり、怖さでもあるのだ。

シャフトはドライバー用で、3,4万はするものだ。
だとすると、中古でそれなりのドライバーを買えてしまう。

基本的にリシャフトは技術が未熟な人になればなるほど(そりゃ全くの初心者は別だが)、その効果が現れると言われている。

従って、本来ゴルフを始めて楽しんでいる人(スコア120くらいがイメージか)にとっては、新しいドライバーを次々買うよりもシャフトを変えた方がスコアアップ・技術向上にはつながるのだ。

だが、ショップのオッサンと常連のオッサンの会話は端に聞いていても意味不明なことが多いし、日本のゴルフは困ったことに「下手くそがシャフトだなんだ言うんじゃねぇ」という雰囲気があるもんだから、敬遠されがちなのも事実だ。

検事はようやく100をコンスタントに切れるくらいになったとき、初リシャフトに挑戦した。
恵比寿ゴルフクラブで、当時のエースドライバー、クリーブランド・ハイボアにフジクラシャフトのランバックスVシリーズ(S,72g)を刺したのだ。

これで検事は衝撃を受けた。昨日までのクラブとは全然感触が変化していたからだ。

語り始めると長くなるので、今回はシャフトメーカーについて簡単に説明しておこうと思う。

現在、シャフト業界の御三家と呼ばれるのが、

フジクラ(藤倉ゴム工業)
三菱レーヨン
グラファイトデザイン

の3社である。

それぞれ、

フジクラ       =ランバックス、スピーダー、 Z-COM
三菱         =ディアマナ
グラファイトデザイン =Tour-AD

という超人気ラインナップがある。

あとは、ランバックスでもVシリーズとXシリーズがあり、それぞれ50g台から80g台までラインナップがあったり、ディアマナには赤、青、白、アリスレイの4種類があったりするのを理解すればよい。

要は、同じラインナップでは重さや一番曲がりやすい場所(キックポイント、という)、ねじれっぷり(トルク、という)が違ってくるだけで、基本的な構造と設計のコンセプトは同じである。

そして、現在ツアーで人気なのは、

ランバックスXシリーズ白ディアマナ(業界では白マナと称する)Tour-AD QUATTRO TECHの3種類である。これらはお互いに特徴がかなり異なるシャフトであり、その特徴についていずれ詳細に説明する必要がある。端的に言えば、ランバックスは粘る感じ、白マナは手元が動きやすいが全体的にしっかりして強いムチのイメージ、クアトロテックはとにかく先端がびゅんびゅん走るイメージである。

ぶっちゃけドライバーのシャフトは日本ではほぼこの3社に独占されていると言って良い。
アメリカだとこれにトゥルーテンパー社、マミヤ・オーピー社、アルディラ社が加わるが、基本的に世界中で最も優れたシャフトを作り、現に市場を獲得しているのは日本の会社なのである。

伝統的に、釣りのサオを作る技術で世界一なのは日本であるということを銘記しておく。
カーボンで棒を作ることは、我が国のお家芸なのだ(細かい構造については次回以降をこうご期待)。

(そのうちにつづく)

〜今後の予定〜
その1 リシャフト、シャフトメーカー
その2 シャフトの構造
その3 スイングタイプとシャフトマッチング

2007年11月8日木曜日

野球とボーリング

マウンドからホーム、ファールラインからピンまではどちらも18.44mである。

2007年11月6日火曜日

4つのMAX

ただ今、大阪の特捜本部から帰京したうんちくである。
たこ焼きを今回の捜査では把握しきれなかったことが心残りである。もっとも、こんなもんは見つけた。MLBモノはよく見るが、こんなん買うヤツいるのか。

と、まぁそれはさておき、谷口徹が来期からヤマハとギア契約を結ぶ。
谷口はギアにこだわりがあり、契約を結んでいないプロだったので正直驚いた。まさか現在賞金ランク1位の谷口まで検事の捜査報告に影響されてインプレスを使うとは・・・

ちなみに谷口は極端なクローズド・スタンスとシャローなスイングプレーンで知られる。
相当スライスするのがイヤな感じで、アマチュアには参考になるかもしれない。
ただ、彼の持ち味はパッティングにある。これは断言できる。良いときはパナイのである。

話題が逸れた。

さて、検事の大好きなアクシネット社・キングコブラから、「4つのMAX」を登載したスーパードライバーが発売される(尚、日本向けサイトでは未だニュースリリースなし。アメリカのサイトに飛ぶべし)。アメリカでは同社の上級者向けライン、タイトリストよりもよく売れるコブラの新作、これはコンセプトが明確で非常に興味深い。

曰く、
1 最大の大きさ(5インチ×5インチまでということは既述した)
2 最大のMOI(5900がマックス値であることも既述した)
3 最大反発係数(0.83)
4 最大の容量 (460cc)
の四つを兼ね備えたドライバーである。

コブラのドライバーと言えば、クラウン部分のエクボが印象的である。今回もそのエクボは確保されており、さらにカーボンコンポジットと思われる影像が見て取れる。

少しヘッドが重たいのがコブラの特徴だが、日本でもおそらく赤マナのスペシャルシャフトが刺さって新品で6万円を切ってくるだろう。コブラはコストパフォーマンスの高さでも有名である。
検事、今使っているアイアンの1世代前にはコブラのアイアンを使っていた。バフラーDWSという超名器のハイブリッド(ユーティリティ)もある。

コブラの初代バフラー(現行は3代目)は、タイガーもアマチュア時代に愛用していた。
更にはコブラのドライバーを使っていた時機もあった。

コブラが日本にもっと普及することを願ってやまない。
その割には完全契約プロが馬場ゆかりだけ、といういかにもパンチの弱い雰囲気がまた口惜しいのだ。

2007年11月4日日曜日

業界再編

なんと・・・クリーブランド・ゴルフ社が
SRIスポーツに買収されることが決定したらしい。

なんとも・・・クリーブランド、実は昨年アパレルのクイックシルバーの傘下に入っていた。
(クリーブランドとクイックシルバーのコラボがFIDRAというウェアで、検事興味津々である)そのクイックシルバーがクリーブランドをSRI(ダンロップ)に売却したのだ。。

検事、衝撃。

今から大阪に捜査に行ってくる。

2007年11月2日金曜日

秘めたる闘志系

検事が日本ツアーで最も応援するプレイヤー、竹本直哉。彼を応援するのは、内側に秘める闘志がにじみ出る系のプレーをするからだ。

同じような理由で検事はパドレイグ・ハリントンも大好きだが、更にグーセンも好き。要は、意外と感情爆発系のプレーヤーより静かな迫力がある系のプレーヤーが好きなのだ。
(ちなみにグーセンは南ア出身だが、子供の頃落雷に遭ったことがある。彼は社交的な性格だったが、落雷後、物静かな性格に変わったらしい)

日本人だと今田竜二も大好きだ。彼はスイングが綺麗なのとタイトリストなので好き。(ちなみに今田は昨日始まったPGA今期最終戦、初日を首位と1打差の2位でスタート。是非とも勝って欲しい!)

そのグーセン、竹本がUBS香港オープンに出場する。
検事、アジアンツアーながらいまから楽しみである。

ちなみに、すし石垣はアジアンツアーを転戦していたときにおもらしをしそうになって大変だった。なんでも、ホール間の移動中にアウトドアで用を足していたら後続組に追いつかれて悲惨だったらしい。

ゴルフプレー中のトイレには気をつけたいものである。

さて、アメリカではこんな綺麗なパターが発売中である。キャメロンのクラシック・テリリウム10。
97年のマスターズでタイガーが初優勝したときに使用したのが、テリリウムインサートのパターだった(フェースの茶色い部分)。同年タイトリストがスコッティ・キャメロン・テリリウムを発売、フィーリングのよさと仕上がりの美しさで大好評を得たのだ。

そして、10年を経た今、多くのキャメロンファンの要望に応え、限定版として2種類のパター、ニューポート2とニューポート2.5を新しくデザインして発表した(この二つはネック部分の形状が異なる)。

フェースからバックフェースにかけてインサートされたテリリウムは、打感がカッパー(これまた語り出すと長いが、ピンのアンサーBeCuというパターがある。これはベリリウム・カッパーでコーティングされたもので、未だに20万円以上の値段で取引されている。素材、ピンのギアについては何れ詳述せざるを得ないだろう)よりソフトなフィーリング。

仕上げは、10年前と同じブラックパールフィニッシュで、高級感を演出している。
アダム・スコットがニューポート2のミッドスラントネックのプロトタイプ、デービス・ラブIIIがツアー用プロトタイプをすでに試しているが、プロトタイプはミステッドフィニッシュとなっている。

検事も欲しい。というか、ラブの息子ラブIV、親父にスイングがそっくりである。