2007年10月17日水曜日

パター

パットいずマネーとは良く言ったもので、パターのスコアさえよければスコアは縮まっていく。
検事の先輩で某ゴルフ部出身の方によれば、90そこそこで回れるようになった人はショットは決して悪くない。アプローチとパットさえ上達すればあっという間にコンスタントに80台で回れるようになるよ、とのこと。

そんな大切なパターについて。

もともと、パターは大きく分けて2種類にヘッドの形を分類することができると言われている。
いわゆる、「ピンタイプ」と「マレットタイプ」である。

少し前に一世を風靡した2ボールパターなどは、厳密には「ネオマレットタイプ」に分類される。
本来のマレットタイプと呼ばれるのはこんな形。


そう、ややタラコ的な形をしたヘッド形状を指す。

ピンタイプは重心角が大きいものが多いため机の上にパターをおくと静止状態でフェースが斜め上を向くことが多い。
これに対して、マレットタイプはいわゆるフェースバランスを採用していることが多いのである。
フェースバランスとは、同じように机の上に置いてみるとフェースが真上を向くような構造をしている。

 ↓こんな感じ



さて、どっちが良いのか?こればっかりは人の趣味の問題である。
フェースバランスの方がインパクトゾーンで慣性モーメントが大きいため、ショートパットの時に邪念が入ってヘッドが不審な動きをする人には良いとされている。
言い方を変えると、物理的には、ショートパットを機械的に打つ性能ではフェースバランスのマレットの方が良い。
これに対し、ロングパットの感覚や、ニュアンスを出したタッチをしたい人(感性でゴルフするタイプ)にはピンタイプの方がよりイメージに沿ったパッティングができるとされている。

ただ、ピンタイプの代表格キャメロンのニューポートやテリリウム(Tel3と表記されている、フェースに極めて柔らかい素材がインサートされたものでガンブルーフィニッシュをとっていることが多い)でも、いわゆる「ロングネック」を採用している場合、ピンタイプなのにフェースバランスになっているケースが多い。

 ↑
これの奥のやつがロングネック。手前とはちょっとした差だが、これだけで重心とフェースの角度を変えることができる。パターとはなんと精密なものか。。。ちなみに手前は「T.W」の刻印が入っているからわかると思うが、タイガーが使っているニューポート。タイガーはラスベガスインビテーショナルの初優勝からしばらくはテリリウムを使っていたが、2002年以降は殆ど変わらず今のパターを使っている。フェース右端の赤い○、あれを業界では「チェリードット」と呼び、マニア垂涎の一品である。

また話が逸れた。。。

検事、どうもマレットタイプは長続きしなくて、結局ピンタイプに戻ってしまう。
(今、中間的なニューポート・デツアーがかなりマッチしている。エースパターの予感)
これに対し、検事の友人である大阪の会長などはだいたいマレットを使っている印象がある。

他のどのクラブでも言えることだが、やっぱり自分が良いショットをイメージできるクラブを使うのがベストだ。
ゴルフはイメージのスポーツとはよく言ったもので、上手い人ほどイメージをおろそかにしない。

ロングパットが入ったときの気持ちよさは、ビッグドライブをかっ飛ばした時に勝るとも劣らない。
検事、これからも運命のパターを探す旅は終わらないだろう。

3 件のコメント:

ドン さんのコメント...

ワイもパター買うたで!!
pingのredwoodっちゅう削り出しの一品や!!

ウンチク検事 さんのコメント...

おぉ・・・
レッドウッド。完成された美しいフォルムはまさに眺めるだけでも楽しめる。
PINGはライ角の調整もしやすく、ドン、さすがの名器を選ばれましたな。
是非一度打たせていただきたく・・・

デカ さんのコメント...

僕の契約メーカーのキャロウェイから、このたびアプローチパターなるものが登場しましたが、これはゴルフ求道者たるもの手を出してはいけない品ですか?正直ノドから手が出るほど欲しいのですが…